特別講演
寒冷地の稲作害虫研究で考えたこと−発生生態の地域性と盛衰の不思議− 城所 隆 1
報文
イネの穂いもち発病程度の簡易調査法の検討 山田真孝・鈴木洋平・岡崎一博・小泉信三 17
有機栽培に使用できるケイ酸資材のイネいもち病防除効果 小林 隆・兼松誠司・関矢博幸 22
高うね処理によるコムギ雪腐大粒菌核病の発生促進法の再評価 山名利一 27
アズキ茎腐細菌病がアズキの子実重に与える影響 東岱孝司 32
ジャガイモ疫病による塊茎腐敗に対する薬剤の効果試験条件の検討 藤根 統 37
ジャガイモ粉状そうか病菌の熱処理による死滅期間 清水基滋 42
バレイショデンプン粕中に含まれるジャガイモ粉状そうか病菌の生存に及ぼすサイレージ発酵の影響 中山尊登・村井 勝 46 46
耐病性台木利用によるトマト褐色根腐病の発病抑制効果およびトマトの生育への影響 西脇由恵 52
薬剤耐性キュウリ褐斑病菌に対する各種薬剤の残効期間 近藤 誠 57
露地夏秋作型の自根キュウリにおいて確認された黒点根腐病について 岩舘康哉 60
キュウリホモプシス根腐病の生物検定に適した品種および温度条件の検討 宍戸邦明・鈴木洋平・木村善明・永坂厚 65
青森県で発生したキュウリモザイクウイルス−ラゲナリア系によるメロンモザイク病 近藤 亨 70
北海道十勝地方のナガイモほ場における採種体系とヤマノイモえそモザイク病の発生程度 小野寺鶴将・田縁勝洋・鳥越昌隆 74
Sclerotium rolfsiiによるセリ白絹病(新称)の発生 高橋智恵子・月星隆雄 78
転換畑におけるセリの土壌病害および水田雑草種子・塊茎に対する蒸気土壌消毒の効果 高橋智恵子・稲生栄子 82
Rhizoctonia solani AG-2-1によるキョウナとコマツナの葉腐れ症状および立枯れ症状 三澤知央・泉 咲子 87
イチゴ品種「エッチエス-138」における黒斑病の発生とその病原菌の形態 三澤知央・西川盾士・栢森美如 92
岩手県の主要な四季成り性イチゴ品種の萎黄病抵抗性について 岩舘康哉 97
転炉スラグ資材を用いた土壌pH矯正がイチゴ萎黄病の発生に与える影響 鈴木洋平・宍戸邦明・山田真孝・岡崎一博 100
秋田県のリンドウで発生しているウイルス 山本英樹・菊地英樹・千田峰生 104
リンドウで発生するソラマメウイルトウイルス2,クローバ葉脈黄化ウイルス,キュウリモザイクウイルス及びリンドウモザイクウイルスを検出するマルチプレックスRT-PCR 山本英樹 107
青森県で発生が確認されたリンゴ葉巻萎縮病 赤平知也・山本晋玄・中村 仁 110
食酢および酸性水を利用したリンゴ有機栽培における病害発生状況 伊藤大雄・上原子 毅・二ツ森祐里・泉 荘 115
2009年ブドウ灰色かび病多発年の気象条件再現による感受性品種「キャンベル・アーリー」の花穂被害の原因解析 忠 英一・内藤 誠 121
イネカラバエに対する有効薬剤の検索 高橋良知・菊池英樹 124
北海道におけるイネの割れ籾発生がアカヒゲホソミドリカスミカメの幼虫発育と産卵数に及ぼす影響 橋本庸三 127
北海道におけるアカヒゲホソミドリカスミカメによる斑点米形成時期の推定 岩崎暁生・橋本庸三 132
7〜8月の高温がアカスジカスミカメの発生に及ぼす影響 横田 啓・村上太郎・大友令史 136
発生予察におけるアカスジカスミカメのフェロモントラップの有効性 村上太郎・大友令史・横田 啓 141
メッシュ気温データを用いたフタオビコヤガ発生時期の推定 横山克至・中島具子・佐藤智浩・梁瀬正裕 145
水中ライトトラップを利用した水田の水生昆虫調査 三田村敏正・荒川昭弘・岸 正広・山田真孝・岡崎一博 150
ハリナスビの短期間栽培によるジャガイモシストセンチュウ密度低減効果 伊藤賢治・奈良部孝 157
バレイショのエン麦野生種(ヘイオーツ)リビングマルチ栽培および慣行栽培圃場で採集されたゴミムシ類 篠賢二・伊藤正仁・小西和彦 160
宮城県におけるウコンノメイガの越冬とダイズでの発生 狐塚慶子・加進丈二・畑中 篤 165
北海道におけるインゲンマメゾウムシの野外寄生の確認と越冬場所の推定 岩崎暁生・高林 透・大沼千佐子・三宅規文 171
施設栽培シシトウのミカンキイロアザミウマ防除に有効なアカメガシワクダアザミウマの放飼頭数 櫻井民人・勝山直樹・津田新哉 177
ナスのミカンキイロアザミウマに対する昆虫病原糸状菌Metarhizium anisopliae製剤を利用した防除 宮田將秀・宮本武彰・山中 聡 181
遺伝子診断による北海道空知・上川地方における合成ピレスロイド剤抵抗性ネギアザミウマの発生調査 武澤友二 184
新害虫モトグロヒラタマルハキバガの宮城県の栽培セリにおける発生生態 増田俊雄・吉松慎一・渡辺仁志 189
複合交信攪乱設置リンゴ園におけるチョウ目害虫の果実加害時期と防除時期 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦 193
岩手県盛岡市の交信攪乱剤設置リンゴ園におけるモモシンクイガの被害と補完防除の効果 新井朋徳・高梨祐明・井原史雄・柳沼勝彦 199
モモシンクイガ雌成虫の交尾回数と産卵 石栗陽一 205
クロラントラニリプロール水和剤のモモシンクイガに対する繁殖阻害効果 石栗陽一 209
岩手県のリンゴ園地に生息するカブリダニ類 羽田 厚 215
ニホンナシのヒメボクトウに対する昆虫寄生性線虫(スタイナーネマ・カーポカプサエ)剤の改良樹幹注入処理法の防除効果 田口茂春 218
青森県南部地方のスモモ園におけるシンクイムシ類の加害種と性フェロモントラップによる誘引消長 村井智子・成田 治 223
ベニバナに発生したウリハムシモドキ幼虫 渡辺和弘・吉武 啓・堀由紀子 227
リンドウホソハマキに対する数種殺虫剤の防除効果 羽田 厚 230
岩手町営牧野におけるボックストラップによるアブ捕獲数の推移 白石昭彦 233
講演要旨
2011年岩手県奥州市の穂いもち防除省略栽培地域におけるいもち病の発生状況 冨永朋之・熊谷親一 238
湛水直播栽培におけるプロベナゾール剤の減量施用による葉いもち防除効果 藤井直哉・佐山 玲 238
過熱水蒸気および乾熱空気処理によるイネいもち病とイネばか苗病の殺菌効果と種子発芽に与える影響 第2報 越智昭彦・野田崇啓・窪田陽介・横江未央・吉永慶太・日高靖之・伊與田浩志・中村 透・松田和一郎 239
宮城県における近年の種子消毒の変遷とイネばか苗病発生の関係 中畑庸子・渡邉真紀子・辻 英明・鈴木智貴 239
温湯浸漬後の種子保管日数とイネばか苗病徒長苗割合の関係 鈴木智貴・畑中教子 240
「蘇麦3号」の赤かび病抵抗性QTLを導入した春播コムギ準同質遺伝子系統に対する薬剤散布回数の検討 相馬 潤・鈴木孝子・来嶋正朋・足利奈奈・小林 聡 240
ダイズ茎疫病に対するダイズ品種Sloanの圃場抵抗性は胚軸で顕著に現れる 山本 亮・杉本琢真・兼松誠司 241
ダイズの根に存在する土壌伝染性病原菌類のRISA(Ribosomal Intergenic Spacer Analysis)法による検出 難波沙樹・小林ひとみ・藤 晋一・戸田 武・古屋廣光 241
アズキ萎凋病菌の新レースの発生 小倉玲奈・小松 勉・松浦 準 242
テンサイ褐斑病の薬剤散布量削減のための散布間隔と散布水量の検討 佐山 充・中山尊登 242
トマト青枯病に対する土壌還元消毒春秋期処理の効果 野津あゆみ 243
福島県におけるTMV抵抗性トマト品種でのえそ症状の発生 鈴木洋平・宍戸邦明・岡崎一博・夏秋知英 243
栽培管理の違いがキュウリ褐斑病の病勢進展に及ぼす影響 長浜 恵 244
コーヒー残渣を利用した土壌還元消毒によるキュウリホモプシス根腐病の防除 近藤 誠・永野敏光・小野寺康子 244
キュウリホモプシス根腐病の土壌汚染程度が生物検定に及ぼす影響 宍戸邦明・鈴木洋平・山田真孝・永坂 厚 245
キュウリホモプシス根腐病菌の圃場内分布および野生ウリ科植物に対しての寄生性 北谷桃子・伊藤征司・戸田 武・阿部 誠・藤 晋一・古屋廣光 245
北海道における作型別のメロン黒点根腐病発病リスクについて 小松 勉 246
カボチャ疫病の発病と被害に関するいくつかの知見 三澤知央 246
土性および施肥条件がネギ葉先枯れ症状の発生に及ぼす影響 鈴木洋平・宍戸邦明・堀越紀夫・菊地幹之 247
ホウレンソウ白斑病に対する数種殺菌剤の防除効果 岩舘康哉 247
青森県におけるレタス根腐病の発生 岩間俊太・市田忠夫・鈴木千秋 248
宮城県のキク栽培におけるウイルスおよびウイロイドの感染実態 板橋 建・瀬尾直美・菅原 怜 248
花ユリから分離されたユリモットルウイルスの検出法 佐々木純・堀田治邦 249
オーニソガラムに発生した球根腐敗症に関与するPenicillium属菌 伊藤 栞・松本 勤・神田啓臣・戸田 武・藤晋一・古屋廣光 249
有袋栽培におけるリンゴすす斑病の発生生態 福士好文 250
立木果樹用ドリフト低減型スピードスプレーヤのわい化リンゴ樹における果実病害の防除効果 及川耳呂・大田智彦 250
青森県のブドウ主要品種間におけるべと病の感受性差異 内藤 誠・忠 英一 251
モモ果実赤点病菌の生育温度及び分生胞子飛散時期と気温の関係 三瓶尚子・蜿タ久美子・菅野英二 251
宮城県におけるイチジク株枯病の発生について 千葉研一郎・伊藤博祐・高橋真紀・鈴木秀人 252
Acidovorax valerianellaeによるアケビ斑点細菌病(新称)の発生 阿部篤智・本田浩央・後藤新一・井上康宏・畔上耕児 252
アケビに発生した新規細菌性病害の発生推移と分離細菌の病原性 後藤新一・本田浩央・阿部篤智・平澤秀弥 253
宮城県におけるBlueberry red ringspot virusによるブルーベリー赤色輪点病の発生 菅原 怜・瀬尾直美・板橋 健 253
2011年における斑点米カメムシ類の発生実態 藤澤由美子・村上太郎・大友令史・斎藤真理子 254
2011年斑点米カメムシ類の警報を受けた現地の対応 斎藤真理子・村上太郎・大友令史・藤澤由美子 254
水田内のイヌホタルイ発生量にもとづく斑点米被害リスクの推定 加進丈二・狐塚慶子・渡邉真紀子・中畑庸子 255
牧草地におけるアカスジカスミカメのフェロモントラップ設置場所の検討 大槻恵太・加進丈二・小野 亨・安田哲也・望月文昭 255
有効積算温量を利用したアカスジカスミカメ各世代の発生盛期の推定 岸 正広・松木伸浩・藤村恵人・藤田智博・岡崎一博 256
水稲品種「はえぬき」におけるアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモントラップ誘殺数を用いた斑点米被害の予測 中島具子・横山克至・樋口博也・高橋明彦 256
秋田県に分布するフィプロニル剤抵抗性イネドロオイムシの分子遺伝学的解析 吉田尭央・高橋良知・戸田 武・古屋廣光・藤 晋一 257
津波被害を受けた水田におけるイネ病害虫の発生実態 加進丈二・佐藤直紀・辻 英明・小野 亨・大槻恵太・鈴木智貴・中畑庸子・狐塚慶子 257
北海道における殺虫剤削減レベルに伴う天敵種発生量増加の確認 橋本直樹・岩崎暁生・古川勝弘・三宅規文・齋藤美樹・小野寺鶴将・荻野瑠衣 258
青森県におけるオオタバコガの発生消長と発生世代数 木村勇司 258
山形県におけるマメシンクイガの発生消長(第2報) 部真典 259
ダイズのマメシンクイガに対する各種薬剤の防除効果 横田 啓 259
化学資材を50%削減したリビングマルチ大豆栽培の岩手県における実証試験 山下伸夫・森本 晶・好野奈美子・内田智子・小林浩幸・村上敏文 260
化学資材を50%削減したリビングマルチダイズ栽培における病虫害の発生実態 森本 晶・山下伸夫・好野奈美子・内田智子・小林浩幸 260
吊下げ式処理装置装着ブームスプレーヤを用いたダイズ病害虫に対する少農薬散布技術 第2報 辻 英明 261
ダイズの環境保全型農業における生物多様性の指標生物の選抜 小野 亨 261
ダイズ原種ツルマメの昆虫相 榊原充隆 262
岩手県におけるオオタバコガの発生 吉田雅紀・加藤清吾 262
山形県におけるオオタバコガの発生状況 齋藤 克哉・長谷川耕太 263
秋冬どりネギのネギアザミウマに対する省力的で低コストな防除体系 菊池英樹・高橋良知 263
青森県上北地方におけるサビヒョウタンゾウムシ成虫の越冬確認 及川 健・新藤潤一 264
宮城県におけるベニフキノメイガの発育齢数とBT剤の効果 宮本武彰 264
リンゴ園のヒメボクトウに対する性フェロモン剤の交信かく乱効果 伊藤慎一・中牟田潔・福本毅彦 265
岩手県におけるヒメボクトウの発生 大友令史・名久井一樹・仲谷房治 265
宮城県におけるスモモヒメシンクイの発生消長 菊地友佳里・宮田將秀・伊藤博祐・宮本武彰 266
モモにおけるナシヒメシンクイのバンドトラップによる発生調査法 佐々木正剛・星 博綱・瀧田克典 266
ブドウの枝幹害虫クビアカスカシバの室内飼育における卵期間 小松美千代 267
岩手県のリンドウにおけるキオビトガリメイガの発生 加藤清吾・吉田雅紀 267
新型アブ防除用トラップの開発 白石昭彦 268