北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第62号(2011)目次


特別講演

堆肥等有機物の施用による土壌病害の防除
雨宮良幹
1

海外報告

ブラジル,モロッコおよび中国でみた農作物病害の被害
故 遠藤忠光
6

報文

宮城県中部地域においてはせ架け越冬罹病稲わらが本田イネ葉いもちの伝染源になる可能性
本藏良三・菊地貞文
11

生物農薬,温湯消毒と催芽時食酢処理を組み合わせた体系処理によるイネ種子伝染性病害の効果的な防除
小倉玲奈・美濃健一・白井佳代
18

2010年北海道十勝地方におけるMicrodochium nivaleによるコムギ赤かび病の多発
小澤 徹・松原昭美・安岡眞二・池田幸子・長濱 修・三浦秀穂・小池正徳
26

コムギ赤かび病に対する防除手法の比較と地上防除における減量散布の可能性
大場淳司・齋藤泰彦・中塩 修・竪石秀明
30

吊り下げ式処理装置(万能散布バー)装着ブームスプレーヤのコムギ赤かび病防除に対する適応性
大場淳司・平 智文・伊東知英・齋藤泰彦・中塩 修・竪石秀明
37

北海道におけるコムギ萎縮病の初発生
堀田治邦・佐々木純
43

北海道におけるコムギ縞萎縮病の発生分布
堀田治邦・竹内 徹・佐々木純・鈴木孝子・木口忠彦
47

北海道の農家圃場で発生したRhizoctonia solani AG-2-2Wによるダイズリゾクトニア根腐病およびR.solani AG-1TBによるアズキリゾクトニア根腐病
三澤知央・小松 勉
50

トマトかいよう病の診断における植物病原検査キットの正確性の評価の試み
門田育生・岩間俊太・宍戸邦明
55

キュウリ黒星病に対する各種薬剤の防除効果と本病原菌のチオファネートメチルに対する感受性について
岩舘康哉・吉田雅紀
59

キュウリホモプシス根腐病に対するクロルピクリンくん蒸剤を用いた深層土壌くん蒸処理の防除効果
岩舘康哉
65

ホモプシス根腐病菌の分布深度がキュウリにおける根部感染および萎凋症状に与える影響
永坂 厚
70

メロン黒点根腐病に対する有色マルチ利用による地温抑制管理の効果
小松 勉・木村文彦・清水理沙
75

有機栽培で使用できる数種殺菌剤のサヤエンドウのうどんこ病に対する防除効果と残効期間
三澤知央
79

Rhizoctonia solani AG-2-2VBによるミツバ立枯病
三澤知央・黒川太郎
85

畦畔と本圃の遮断処理によるリンドウこぶ症の抑制
岩舘康哉・千葉賢一・竹澤利和・赤坂志保・川村浩美・多田勝郎・猫塚修一
89

青森県におけるリンゴ輪紋病の枝感染の時期と各種薬剤の防除効果
赤平知也・山本晋玄
93

リンゴCA貯蔵果実のこうあ部に発生した灰色かび病菌による腐敗症状
赤平知也・山本晋玄
96

リンゴとモモにおける共通防除体系の構築 第1報 共通防除体系の主要病害に対する防除効果
三瓶尚子・藤田剛輝・尾形 正・菅野英二・瀧田誠一郎
100

中・小区画水田における畦畔管理による斑点米抑制技術の検討
高橋良知・菊池英樹
106

青森県と秋田県におけるアワヨトウの糖蜜誘殺による発生予察
小山重郎・藤村建彦・伊藤征司
112

岩手県における雑穀主要病害虫の被害様相
阿部亜希子・鈴木敏男
119

北海道における侵入害虫アシグロハモグリバエの発生確認後10年間の分布拡大
岩崎暁生
123

大豆のジャガイモヒゲナガアブラムシに対するチアメトキサムフロアブルの種子塗沫処理による効果持続期間
小野寺鶴将
127

秋田県のダイズにおけるウコンノメイガの要防除水準の設定
高橋良知・菊池英樹・中村智幸
130

岩手県中部のアカソ群落とダイズ圃場におけるウコンノメイガの発生消長
横田 啓
134

施設栽培シシトウの害虫アザミウマ類に対するブースター天敵アカメガシワクダアザミウマの放飼回数と防除効果の関係
櫻井民人・勝山直樹・中尾史郎・塘 忠顕・日本典秀・井上栄明・津田新哉
140

ニンニクのイモグサレセンチュウに対する土壌くん蒸剤処理の被害軽減効果
北野のぞみ・山下一夫
144

ネギアザミウマに対するIGR系殺虫剤2剤の特性と露地栽培ネギにおける防除効果
松田正利・新藤潤一
148

露地栽培ネギにおけるネギアザミウマの防除体系
松田正利
153

北海道十勝地方のラワンぶき(和名アキタブキ)に多発したキベリトゲハムシの生活史と被害
水越 亨・山田徳洋・今野敏文・小野寺鶴将
158

青森県南部地域のナガイモ早植栽培における主要病害虫の発生消長
新藤潤一・山下一夫・北野のぞみ・荒井茂充・石谷正博
164

イチゴ葉縁退緑病を媒介する可能性のあるヒシウンカと北海道におけるその生活史
青木元彦・田中 穣・成松 靖
169

リンゴのナシマルカイガラムシ1齢幼虫に対する4種殺虫剤の防除効果
新井朋徳・高梨祐明・豊島真吾・井原史雄・成田 治
174

殺虫剤無散布リンゴ園におけるナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生数の年次推移
新井朋徳・高梨祐明・柳沼勝彦・井原史雄・伊藤 伝・成田 治・豊島真吾
179

殺虫剤無散布リンゴ園におけるナシマルカイガラムシ歩行幼虫捕獲数と雄成虫のフェロモントラップ誘殺数との関係
新井朋徳・高梨祐明・柳沼勝彦・井原史雄・伊藤 伝・成田 治・豊島真吾
182

ブドウのクビアカスカシバ幼虫に対する薬剤の効果
伊藤慎一
186

秋田県におけるクビアカスカシバのブドウ樹への食入時期
小松美千代
191

2010年のテンサイにおける飛来性害虫シロオビノメイガの多発生と効果的薬剤の検討
岩崎暁生・青木元彦・妹尾吉晃
194

牧草種フェストロリウムにおけるアカスジカスミカメの産卵と発生消長
大槻恵太・鈴木智貴・加進丈二・小野 亨
199

講演要旨	

2000年および20010年に秋田県に分布したいもち病菌のSSRに基づく個体群構造の比較
藤 晋一・福田秀樹・佐山 玲・戸田 武
204

大豆復元水稲圃場におけるフィプロニル・オリサストロビン・プロベナゾール粒剤の減量施用によるいもち病の防除効果
藤井直哉・佐山 玲
204

過熱水蒸気および乾熱空気処理によるイネいもち病とイネばか苗病の殺菌効果と種子発芽に与える影響
越智昭彦・日高靖之・野田崇啓・横江未央・小林 研・吉永慶太・中山夏希・伊與田浩志・西村俊成・中村 透・松田和一郎
205

イネばか苗病の保菌籾割合低減を目的とした本田期茎葉散布剤の防除効果
倉内賢一・藤 晋一・笹原剛志・畑中教子
205

ばか苗病に対するイネ穂の感受性変動と本田での薬剤防除適期
鈴木智貴・畑中教子・小泉信三
206

オリサストロビン粒剤の箱施用を活用したイネ紋枯病のインターバル防除の可能性
洞口博昭・武田眞一
206

北海道におけるトマト青枯病に対する「高接ぎ木」の防除効果
野津あゆみ・大久保進一・瓦 朋子・中保一浩
207

育苗土と圃場の土壌酸性改良によるブロッコリー・ハクサイ根こぶ病の被害軽減
岩間俊太・今井照規・鈴木千秋
207

Rhizoctonia solani AG-2-1およびAG-2-2VB によるネギリゾクトニア葉鞘腐敗病(病原追加)
三澤知央
208

ネギ萎縮病における耕種的防除法の検討
楢舘 拓・佐々木 純・鳥倉英徳・寺嶋教安
208

ネギ萎縮ウイルスの抗体作製とエライザ法による検出
佐々木 純・楢舘 拓・鎌田貴之・堀田治邦
209

ニンニク白斑葉枯病に対する数種薬剤の防除効果
山下一夫
209

リンゴわい化栽培園におけるドリフト低減型防除機のリンゴ主要病害虫に対する防除効果
藤田剛輝・三瓶尚子・佐々木正剛・太田智彦・猪之奥康治・山田祐一
210

2010年の福島県県北地方におけるモモせん孔細菌病の多発事例
瀧田誠一郎・古張敏一
210

山形県庄内地域における日本ナシ黒星病の発生実態
明石寛道・佐藤智浩・野仲 学
211

山形県のアケビに発生した新規細菌性病害
阿部篤智・本田浩央・後藤新一
211

秋田県に自生するナラタケ属菌の種の同定と分布
哘 祐樹・戸田 武・藤 晋一・古屋廣光
212

山形県におけるフタオビコヤガの食害の推移と切葉処理による被害解析
中島具子・横山克至
212

温暖化環境下におけるアカスジカスミカメの休眠卵産下の臨界日長
松木伸浩・藤村恵人・藤田智博・岡崎一博
213

アカヒゲホソミドリカスミカメにおけるビテロジェニンcDNAのクローニングおよび日長が生殖発育に与える影響
植村紗矢子・糸山 享
213

北海道のイネ品種における割れ籾の発生がアカヒゲホソミドリカスミカメ幼虫の発育に及ぼす影響(第2報)
橋本庸三・齊藤美樹
214

チアメトキサム・ピロキロン粒剤の斑点米カメムシ類水田侵入初期の密度抑制効果
阿部和弘・玄葉哲男・菅田 充
214

青森県上北地方におけるサビヒョウタンゾウムシの生活環の推定
及川 健・新藤潤一
215

青森県におけるサツマイモネコブセンチュウの発生実態
木村勇司・藤村建彦
215

2010年宮城県のダイズにおけるフタスジヒメハムシの発生
高橋浩明・中畑庸子
216

北海道および青森県におけるフェロモントラップによるマメシンクイガ成虫の発生消長
小野寺鶴将・三宅規文・木村勇司
216

マメシンクイガの夏休眠深度の地域個体群間変異
石谷正博・三宅規文・小野寺鶴将
217

山形県におけるマメシンクイガの発生消長
齋藤信弥・上野 清
217

ダイズのムギ類リビングマルチ栽培における生物多様性の指標生物の選抜
小野 亨
218

吊下げノズル装着ブームスプレーヤを用いたダイズ病害虫に対する少農薬散布技術
辻 英明・笹原剛志・伊東知英
218

トマト雨よけ普通栽培における紫外線除去フィルムと防虫網を組み合わせた物理的防除の実証
細川 健・臼井智彦・多田勝郎
219

宮城県平野部から岩手県内陸部におけるコナガの越冬可能条件を満たす地点の変遷
篠賢二・野田隆志・本多健一郎・榊原充隆
219

有機栽培に向けたレタスのヨトウガに対する被害軽減対策
青木元彦
220

気象変動による果樹カメムシ類の餌量と多発生との関連について
古張敏一・瀧田誠一郎
220

果樹カメムシ類の予察灯とフェロモントラップにおける誘殺数の相関関係
瀧田誠一郎・古張敏一
221

岩手県内のリンゴ園地におけるカブリダニ類の発生状況
羽田 厚
221

放任リンゴ園におけるハダニ類およびカブリダニ類の発生
佐々木正剛・星 博綱・瀧田克典・大圭申
222

福島県におけるヒメボクトウの発生消長と防除対策
星 博綱・瀧田克典・佐々木正剛
222

福島市のモモに寄生するクワシロカイガラムシ属の種類と歩行幼虫の捕獲消長
佐藤力郎
223

山形県のブドウ園におけるクビアカスカシバの発生実態
菅原秀治・阿部篤智・土門 清
223

アブ捕殺用トラップのための新型誘引体
白石昭彦
224

東北農研(盛岡市)のフェノロジー
榊原充隆・篠賢二
224

研究会報61号の訂正
225