北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第52号(2001)目次


特別講演


病原性低下因子利用による果樹類紋羽病の生物防除
松本直幸
1

報文

湛水直播栽培における新浸透性殺菌剤の種子処理によるイネいもち病防除効果
小泉信三・善林 薫・芦澤武人
4

箱施用粒剤施用水田における7月上旬の葉いもちの発生
中南 博・三熊有孝・川村亮二
7

秋田県における箱苗のいもち病の発生とその原因
深谷富夫・保坂 学・飯富暁康・若畑昌邦・小田島誠悟・柴田 智・沓沢朋広・米沢 悟・庄内玲子
11

1996〜2000年に宮城県のササニシキ多系品種栽培圃場から分離されたイネいもち病菌のレースとそれらの由来
芦澤武人・善林 薫・小泉信三
14

植物成長調整剤(矮化剤)処理によるイネいもち病菌レース判別品種の育成方法
大場淳司・岩野正敬・園田亮一・宮坂 篤
17

透明被覆資材を用いた圃場におけるイネいもち病菌の人工接種法
小林 隆・中島 隆・濱嵜孝弘・石黒 潔
21

稲こうじ病の種子伝染について
辻 英明
24

不発芽のアズキから分離されるPythium属菌
岡田 貴・児玉不二雄・藤田正平・村田吉平・近藤則夫・小林喜六
27

カスガマイシン・銅水和剤によるアズキ褐斑細菌病の防除
秦谷敏之・齊藤美奈子・角野晶大・阿部秀夫・土屋貞夫
30

ジャガイモにおけるキュウリモザイクウイルスの発生とその塊茎伝染
佐藤仁敏・後藤忠則・本田要八郎
34

ジャガイモ疫病発生予察モデルの北海道における適合性
加藤雅康・島貫忠幸
38

北海道で発生したレタス穿孔病
堀田治邦・安岡眞二・小沢 静・佐藤元紀
42

ダイコンバーティシリウム黒点病に対するダゾメット粉粒剤の防除効果(1)処理量と処理深度
角野晶大・北畠国昭・柳山浩之・田中民夫・佐々木高行
45

ダイコンバーティシリウム黒点病に対するダゾメット粉粒剤の防除効果(2)三重ポリエチレンフィルムを用いたマルチ畦内処理
角野晶大・北畠国昭・佐々木高行・柳山浩之・小松 勉・田中民夫
49

ダイコンバーティシリウム黒点病に対するダゾメット粉粒剤の防除効果(3)根雪前無被覆処理の効果
小松 勉・角野晶大・北畠国昭・柳山浩之
53

ダイコンバーティシリウム黒点病に対するダゾメット粉粒剤の防除効果(4)マルチ畦内処理と抵抗性品種の組み合わせ効果
小松 勉・角野晶大・北畠国昭・柳山浩之
56

Pseudomonas viridiflavaによるチンゲンサイ腐敗病(新称)
佐山 玲・篠原弘亮・藤井直哉・西山幸司
59

Erwinia carotovora subsp. carotovoraによるズッキーニ軟腐細菌病(新称)
藤井直哉・篠原弘亮・佐山 玲・深谷富夫・西山幸司
63

Botrytis byssoidea Walkerによるネギ菌糸腐敗病(新称)
阿部秀夫・新村昭憲・池田 信
67

タマネギ乾腐病菌の幼苗接種
石坂信之・高橋 淳・柳田騏策
72

スイカ果実汚斑細菌病の発生生態と防除に関する研究 2.抗生物質および有機合成殺菌剤の防除効果
加藤智弘・佐藤健治
76

コスモス白斑病の発生推移と各種薬剤の防除効果
堀田治邦
79

秋田県におけるキクわい化病の発生状況
山本英樹・木口忠彦・大屋俊英
82

RT-PCR法によるキクBウイルスの検出
山本英樹・木口忠彦・大屋俊英
85

北海道におけるトルコギキョウえそ病の発生
三澤知央・萩田孝志
87

アルミ蒸着フィルムのマルチ利用によるトルコギキョウえそモザイク病の防除
阿部 弘・輪達公重・仲谷房治
92

トルコギキョウ青かび根腐病の発生条件
平子喜一・小野光代
95

トルコギキョウ青かび根腐病の防除対策
平子喜一・小野光代
98

北海道内における薬剤耐性灰色かび病菌の分布およびその発生推移
長浜 恵・三澤知央・池田幸子・前田和子・桶田陽子・黒澤健治・松浦 準
101

JM台苗木におけるリンゴ根頭がんしゅ病の発生
猫塚修一・川村武寛・仲谷房治・佐々木 仁・小野田和夫
105

宮城県におけるリンゴ褐斑病菌子のう胞子の飛散消長
小林雅文・笹原剛志
109

リンゴモニリア病の葉腐れに対するフェンブコナゾールおよびシメコナゾールの治療効果
赤平知也・雪田金助
113

Phomopsis sp. によるナシ心腐れ症状に対する薬剤防除
深谷雅子・高橋 功
117

モモ新防除体系による灰星病およびホモプシス腐敗病の防除 第1報 灰星病およびホモプシス腐敗病に対する有効な殺菌剤の選抜
菅野英二・佐々木正剛・勝又治男・伊藤恵造
120

モモ新防除体系による灰星病およびホモプシス腐敗病の防除 第2報 殺菌剤散布回数削減防除体系の効果
菅野英二・佐々木正剛・勝又治男・伊藤恵造
123

水田におけるアカトンボ2種の羽化密度
八谷和彦
126

コバネイナゴの額縁防除に必要な粒剤施用苗の移植条数と減農薬程度
城所 隆・小野 亨
129

青森県におけるコバネイナゴの薬剤感受性
石岡将樹・木村利幸
132

アカヒゲホソミドリカスミカメの性フェロモンの検定方法
柿崎昌志
135

アカヒゲホソミドリカスミカメのすくい取り調査による斑点米多発生の予測
渡辺和弘・金谷 正・本田浩央・阿部雄幸
138

除草がアカヒゲホソミドリカスミカメの増殖に及ぼす影響
菊地淳志・小林徹也
143

カメムシ類放飼による斑点米の形成
梅津由美子・門間陽一・永野敏光
146

山形県における斑点米カメムシ類の多発生と防除対策 1.発生の特徴と多発生要因
本田浩央・遠藤秀一・渡辺和弘・阿部雄幸・永峯淳一
149

秋田県における黒点症状米の発生実態
新山徳光・沓澤朋広・佐藤正彦
154

セジロウンカの放飼時期の違いによるイネ被害の変動
飯富暁康・新山徳光
159

東北地方のセジロウンカの発生と冷夏
腰原達雄
163

高温によるジャガイモヒゲナガアブラムシの産子抑制 ― 平成12年の東北における多発についての一考察 ―
大久保利道
168

宮城県でみられたダイズにおけるジャガイモヒゲナガアブラムシの多発生 第1報 県内の発生状況
永野敏光・梅津由美子・小野寺和英・城所 隆
172

宮城県でみられたダイズにおけるジャガイモヒゲナガアブラムシの多発生 第2報 収量への影響
永野敏光・梅津由美子・星 信幸・城所 隆
175

2000年山形県でダイズに多発生したジャガイモヒゲナガアブラムシ T.山形県における発生実態
斎藤 隆・上野 清・武田公智・小田九二夫・本田浩央
178

2000年山形県でダイズに多発生したジャガイモヒゲナガアブラムシ U.各種殺虫剤の効果
上野 清・斎藤 隆・阿部雄幸・佐藤智浩
181

2000年山形県でダイズに多発生したジャガイモヒゲナガアブラムシ V.ダイズに対する被害の影響
上野 清・高取 寛・斎藤 隆
183

マキバカスミカメに対する薬剤の殺虫効果 第2報 虫体浸漬法による殺虫効果
岩崎暁生
185

マキバカスミカメに対する薬剤の殺虫効果 第3報 茎葉散布によるアズキの吸汁被害粒の抑制効果
岩崎暁生
187

性フェロモン剤利用による施設栽培ナバナのコナガ防除
築地邦晃・武田眞一・諏訪正義
190

コナガの導入寄生蜂セイヨウコナガチビアメバチに対する4種殺虫剤の影響
篠賢二・野田隆志・榊原充隆
194

福島県におけるイチゴのナミハダニに対する殺ダニ剤の効果
中村 淳・高倉 慎
198

日本産キンケクチブトゾウムシ成虫の集合性行動
柿崎昌志
201

キンケクチブトゾウムシの試作人工飼料による飼育と胚子無発生卵の産卵
柿崎昌志
204

バラの花蕾におけるミカンキイロアザミウマの加害生態
川嶋浩三
207

キクおよびトルコギキョウのミカンキイロアザミウマによる茎葉被害の品種間差
川嶋浩三
210

花きハウス周辺雑草におけるミカンキイロアザミウマの季節的消長
川嶋浩三
214

秋田県におけるキクイムシ類によるニホンナシの加害状況と主要種の発生消長
橋 功・深谷雅子
218

秋田県北部のリンゴに発生したツマグロアオカスミカメ
浅利正義
222

リンゴにおけるカメムシ類発生予察法の検討 1.岩手県における集合フェロモントラップの誘引特性
多田典穂・吉田正博・佐藤由美子
224

リンゴにおけるカメムシ類発生予察法の検討 2.集合フェロモントラップによる発生予察の可能性
多田典穂・吉田正博・佐藤由美子
227

複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除 第4報 キンモンホソガに対する交信攪乱効果と殺虫剤削減の可能性
岡崎一博・荒川昭弘・佐藤力郎
230

複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除 第5報 キンモンホソガに対する補完防除剤の効果
岡崎一博・荒川昭弘
234

複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除 第6報 キンモンホソガの主要な天敵寄生蜂とヒメコバチSympiesis laevifronsに対する殺虫剤の影響
岡崎一博・荒川昭弘
237

青森県のリンゴ園におけるリンゴハダニの各種殺ダニ剤に対する感受性の実態
木村佳子・石栗陽一
241

リンゴサビダニの存在がケナガカブリダニの定着に及ぼす影響
舟山 健・大隅専一
244

講演要旨

2000年にイネいもち病が多発した地域の発生要因
小倉玲奈
247

イネいもち病の無農薬栽培が可能となる立地条件と施肥水準
伊藤美穂・武田眞一・諏訪正義・平賀昌晃
247

葉いもち感染好適条件の出現状況と箱施用剤の残効期間
川村亮二・勝部和則・宍戸 貢・中南 博
248

水稲無病化種子「玄米種子」利用イネ葉に発生したいもち病菌の由来
藤 晋一・古屋廣光・内藤秀樹
248

DNAフィンガープリント法によるイネいもち病菌における移植罹病苗と本田初発の関係の解析
三上綾子・笹原剛志・辻 英明
249

異なるイネ苗に由来する本田株から分離されたいもち病菌の Pot2 rep-PCRによるDNAフィンガープリント
笹原剛志・三上綾子・辻 英明
249

Pot2 rep-PCR DNA フィンガープリントを用いたイネいもち病菌の個体識別法
山田真孝・寺内英貴・石黒 潔・根本文宏
250

ダイズわい化ウイルス(SbDV)YP系統に対する抵抗性遺伝資源の評価
小田島裕・大藤泰雄・寺内英貴・本多健一郎・石黒 潔
250

ストロビルリン系殺菌剤耐性キュウリべと病菌の発生とその防除対策
勝部和則・佐藤 衛・堀内誠三
251

アブラムシ接種によるキュウリモザイクウイルス抵抗性病斑の形成について
鈴木壽夫・高橋英樹・羽柴輝良・江原淑夫
251

Albugo属菌によるワサビダイコン白さび病(新称)
萩田孝志・岩間清剛・長沢栄史
252

リンゴ腐らん病の病患部削り取り機「樹皮スクレーパ」の開発とその性能
雪田金助
252

オウトウ褐色せん孔病菌の培地上特性と接種試験について
後藤新一・佐藤健治・加藤智弘
253

アカヒゲホソミドリカスミカメ越冬世代の時刻別すくい取り数
石川邦彦・木野田みはる・市田忠夫・福士優子
253

山形県庄内地方におけるアカヒゲホソミドリカスミカメの発生と水田周辺の雑草について阿部雄幸・佐藤智浩・後藤新一・斎藤 隆
254

斑点米カメムシに対する本田・休耕田対象の航空防除の効果
木村利幸・石岡将樹・桑田博隆
254

無人ヘリを中心とした斑点米の地域防除の試み
三熊有孝・齋藤誉志美
255

2000年の岩手県における斑点米発生予察と防除対策
田中英樹・中南 博・三熊有孝・伊東芳樹・千葉武勝
255

2000年宮城県における斑点米カメムシ類防除対策と斑点米による落等率との関係
大鷲高志・小野寺和英
256

カメムシ類による斑点米の発生と穂上の籾着生位置との関係
門間陽一・梅津由美子・永野敏光
256

山形県における斑点米カメムシ類の発生と防除対策 2.広域的防除対策の実証事例
渡辺和弘・金谷 正・伊藤慎一・本木 隆
257

水田に生息するカエル類の餌生物の種類と量
小野 亨・城所 隆・藤崎祐一郎・小山 淳
257

ジャガイモヒゲナガアブラムシの両性世代誘導に関する臨界温度
石谷正博
258

東北地域個体群由来のミカンキイロアザミウマによるトマト黄化えそウイルスの伝搬
櫻井民人・井上登志郎
258

ネギコガの発生生態と防除 第3報 岩手県北部における年間発生世代数と越冬に関する知見
大友令史
259

有効積算温度によるネギハモグリバエの発生時期の予測
田替美佳・大友令史
259

チリカブリダニによるイチゴ採苗圃のナミハダニ防除
宮田将秀・増田俊雄・国井雅美
260

畑わさびの新害虫ミドリサルゾウムシ
千葉武勝・佐藤 俊・後藤純子
260

リンゴにおけるカメムシ類発生予察法の検討 3.クサギカメムシによる被害様相
多田典穂・吉田正博・佐藤由美子
261

傾斜地における複合交信攪乱剤を利用したリンゴ主要害虫の防除
大隅専一・舟山 健
261

モモハモグリガの越冬密度と翌年のモモ圃場への成虫飛来
荒川昭弘・岡崎一博・矢内正見・勝又治男・須佐宏信
262

個体分別を目的とした小型吸虫管の開発
榊原充隆・篠賢二
262