北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第60号(2009)目次


特別講演

植物病害診断とその課題 ─「植物医師」の育成と連携に向けて─
堀江博道
1

報文

籾殻を伝染源としたMBI-D剤耐性イネいもち病菌の育病期感染
高橋直子・猫塚修一
8

出穂後の積算気温と穂いもち感受性の関係
小林 隆・笹原剛志・神田英司・兼松誠司・石黒 潔・菅野洋光
12

水稲湛水高密度散播直播栽培におけるいもち病の発生の様相と薬剤費の低減防除
小泉信三・白土宏之・片岡知守・山口誠之
16

いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34の作用機作の解析
鬼頭英樹・善林 薫・小泉信三・中島敏彦
25

試験管育苗法のコムギ縞萎縮病ベクターPolymyxa graminisへの応用
佐山 充
30

コムギ赤かび病防除薬剤の発病抑制とデオキシニバレノール汚染低減に対する評価
小澤 徹・相馬 潤・三浦秀穂・小池正徳
35

チオファネートメチル剤耐性ダイズ紫斑病菌に対する各種薬剤の効果的な使用方法について
笹原剛志
41

宮城県における抵抗性品種を利用したダイズ紫斑病の防除
笹原剛志
45

2008年北海道網走地方におけるテンサイ西部萎黄病の発生 ─減収程度と感染時期─
池谷美奈子・石川岳史・荒木英晴・山名利一・白井佳代・古川勝弘
51

北海道におけるネギ葉枯病菌の菌種構成
三澤知央
55

ネギ葉枯病に対する各種薬剤の防除効果
三澤知央
58

岩手県におけるネギ小菌核病の発生について
齋藤智子・千葉克彦・阿部亜希子・岩舘康哉・赤坂安盛
63

ホウレンソウ萎凋病防除におけるガス難透過性フィルム利用によるクロルピクリン錠剤の使用削減
岩舘康哉・吉田樹史・江口武志・庄司新一郎・高橋達治・秋山博志・猫塚修一
67

北海道におけるPseudomonas marginalis pv. marginalisによるセルリー腐敗病の発生
角野晶大・白井佳代
73

セルリ?斑点病に対する薬剤の効果と斑点病菌のチオファネ?トメチル水和剤に対する感受性
角野晶大・白井佳代
77

北海道におけるGlomerella cingulata(Colletotrichum gloeosporioides)によるイチゴ炭疽病の発生
角野晶大・新村昭憲・成松 靖・松井梨絵・西村俊一
82

宮城県内におけるキュウリ褐斑病の数種薬剤に対する感受性
近藤 誠・永野敏光・高橋智恵子・中村茂雄
88

昆虫病原性糸状菌Lecanicillium属菌を用いたキュウリうどんこ病の発病抑制効果
原 裕芽子・相内大吾・増田俊雄・関根崇行・小澤 徹・小池正徳
92

ウリ科植物のキュウリホモプシス根腐病に対する台木適性
山口貴之・岩舘康哉
96

メロン果実汚斑細菌病に対する薬剤の効果
木口忠彦
102
102

Rhizoctonia solani AG-4 HG-Iによるブロッコリー苗立枯病
山内智史・三浦吉則・白川 隆
105

福島県におけるアスパラガス疫病の発生
堀越紀夫・藤田祐子・園田高広・平子喜一
108

ルリタマアザミに発生した灰色かび病(新称),菌核病(新称)および葉腐病(新称)
菅原 敬・松館綾子・佐藤衛・生井恒雄
112

Alternaria alternataによるルリタマアザミ黒斑病(新称)の発生
越智昭彦・菅原 敬
118

Botrytis cinereaによるチコリー灰色かび病(新称)の発生
高橋智恵子・山村真弓・月星隆雄
122

2008年9月に青森県で発生した降雹によるリンゴ果実の被害と腐敗様相
赤平知也・山本晋玄・雪田金助
126

リンゴすす斑病に対する8月下旬に散布した各種薬剤の残効性
猫塚修一
130

代替防除資材利用によるリンゴ有機栽培の試み 1.転換後5年間の病害発生状況
伊藤大雄・藤田 隆
134

リンゴとセイヨウナシにおける共通防除体系の構築 第1報
輪紋病防除薬剤の選抜と体系防除による防除効果の検討
本田浩央・平澤秀弥
139

モモホモプシス腐敗病に対する各種殺菌剤の残効性
菅野英二・藤田剛輝・尾形 正
144

秋田県内で分離されたニホンナシ紅粒がんしゅ病菌のベノミル感受性
佐藤 裕・佐藤 玄・上村大策
148

岩手県における斑点米カメムシ類および斑点米の発生量の関係と防除の方向性 ─特に8月下旬以降の斑点米カメムシ類の増加について─
菅 広和・小川真理子
151

アカスジカスミカメに対する地域一斉防除が有効となる防除時期
横田 啓・寺田道一・千葉克彦・鈴木敏男
155

イヌホタルイ発生水田におけるアカスジカスミカメの薬剤防除適期
加進丈二
159

山形県におけるアカスジカスミカメの近年の発生状況
川崎聡明・吉村具子・土門 清
163

アカヒゲホソミドリカスミカメおよびアカスジカスミカメの加害で発生するイネの白斑粒の頻度に及ぼす登熟時期の影響
櫻井民人・榊原充隆
167

アカヒゲホソミドリカスミカメの登熟後期の稲穂吸汁による着色を伴わない被害粒の発生
吉村具子・越智昭彦
170

秋田県におけるフィプロニル抵抗性イネドロオイムシの発生状況と有効薬剤の検索
高橋良知・菊池英樹・新山徳光
174

水田内の生物多様性調査のための水中ライトトラップの改良
荒川昭弘・三田村敏正・平子喜一・松木伸浩・中村 淳
177

合成ピレスロイド剤によるマメシンクイガの効率的防除
木村勇司・石谷正博
180

宮城県北部における最近のダイズ害虫被害の発生と特徴
小野 亨
186

宮城県のダイズにおけるフタスジヒメハムシの発生消長と子実被害
加進丈二・畑中教子・大場淳司
189

秋田県におけるウコンノメイガの越冬について
中村智幸・新山徳光
193

フェロモントラップを用いたダイズ圃場およびアカソ群落におけるウコンノメイガ成虫の誘殺数
三田村敏正・松木伸浩
196

ダイズシストセンチュウレース1発生圃場における感受性ダイズ品種および「下田不知」由来抵抗性ダイズ品種のオキサミル粒剤の防除効果
東岱孝司
199

テンサイのヨトウガに対する各種IGR剤の残効期間と散布適期
武澤友二・岩崎暁生
204
204

被覆植物によるモンシロチョウの産卵抑制とキャベツ害虫に対する影響
増田俊雄
208

昆虫寄生性糸状菌Lecanicillium属菌プロトプラスト融合株のコナガに対する病原性
山田渓花・相内大吾・増田俊雄・小池正徳
212

チンゲンサイのキスジノミハムシ成虫に対する各種薬剤の防除効果
橋本直樹
216

青森県南部地域の露地ネギ栽培におけるネギアザミウマの発生状況
松田正利・新藤潤一・北野のぞみ
220

2008年に北海道で発生したヘリキスジノメイガの発生地域と被害状況
三宅規文・吉松慎一・中尾弘志
223

アザミウマ類およびアブラムシ類の施設内侵入に対する光反射資材の効率的設置方法の検討
宮田將秀
227

モニタリング植物を利用した施設栽培メロンのカンザワハダニに対するミヤコカブリダニ剤の導入時期の検討
橋本庸三
231

イチゴ苗に寄生したワタアブラムシ防除法としての真空処理の効果
佐久間秀明・佐藤睦人・中村 淳・荒川昭弘
235

岩手県中部のリンゴ園におけるスモモヒメシンクイのフェロモントラップ誘殺消長と被害発生時期
新井朋徳・高梨祐明・井原史雄
238

スモモヒメシンクイの岩手県中部における産卵時期の推測
新井朋徳・高梨祐明・井原史雄
245

岩手県中部におけるスモモヒメシンクイの発生消長と寄主植物
高梨祐明・土師 岳・足立嘉彦・新井朋徳・井原史雄・望月文昭
253

モモシンクイガの採卵紙に対する産卵数の比較
新井朋徳・井原史雄・豊島真吾・柳沼勝彦
259

リンゴハダニ越冬卵に対するマシン油乳剤の展葉期散布防除体系の検証
石栗陽一
262

代替防除資材利用によるリンゴ有機栽培の試み 2.転換後5年間の虫害発生状況
伊藤大雄
266

リンゴの「開花直前」におけるブプロフェジン剤散布のナシマルカイガラムシに対する効果
木村佳子・櫛田俊明
270

リンゴ樹冠下雑草のバーナー処理が樹上のナミハダニ密度に与える影響
高梨祐明・豊島真吾・小野浩司・田村博明・太田智彦・金光幹雄
274

山形県のリンゴ園におけるヒメボクトウの発生実態
菅原秀治・平澤秀弥・_部真典・阿部篤智・伊藤慎一
277

講演要旨

温湯浸漬におけるばか苗病防除効果サーマルタイムモデルによる防除効果安定化の検討
畑中教子・藤田佳克・安田伸子・笹原剛志
281

イネばか苗病発生圃場の周辺圃場からサンプリングした籾の各種子消毒法による防除効果
倉内賢一
281

フィプロニル・オリサストロビン・プロベナゾール粒剤によるイネの苗の葉いもちと本田葉いもちに対する防除効果
藤井直哉・深谷富夫
282

育病期防除とクロチアニジン・オリサストロビン箱粒剤の半量施用によるイネいもち病と紋枯病の防除効果
藤井直哉・深谷富夫
282

イネ紋枯病の発病程度と玄米収量・品質の関係
畑中 篤・菅原 怜・近藤 誠
283

2008年の宮城県における褐変籾の発生について
菅原 怜・畑中 篤
283

異なる降雨処理条件下における赤かび病抵抗性春播コムギの発病とデオキシニバレノール汚染
相馬 潤
284

北海道の水田転換畑地帯の春播コムギ圃場と水田におけるコムギ赤かび病菌Fusarium graminearum種複合体の毒素産生型と発病穂の分布
水野はるか・相馬 潤・近藤則夫
284

宮城県におけるコムギ品種「ゆきちから」の赤かび病の薬剤防除体系の構築と薬剤の評価
大場淳司
285

2001年から2007年に分離された日本産ジャガイモ疫病菌のメタラキシル感受性の変化
秋野聖之・廣富 大・加藤雅康・林 敬介・近藤則夫
285

ネギから検出されたネギ萎縮ウイルス
佐々木 純・堀田 治邦・竹内 徹
286

ネギの条斑症状の発生とその防除対策
楢舘 拓・千川明子・伊與田 竜・佐々木 純
286

岩手県におけるネギ小菌核病の子のう盤の展開時期と防除時期の検討
阿部亜希子・齋藤智子・赤坂安盛・猫塚修一
287

ホタテ貝殻焼成カルシウムおよび転炉スラグ施用による育苗時のアブラナ科野菜根こぶ病の発病抑制効果
岩間俊太・今井照規
287

混合プライマーを用いたRT-PCRによるキクに感染する5種ウイルス・ウイロイドの検出
瀬尾直美・佐藤英典・板橋 建・中村茂雄
288

チョウセンニンジンに発生した茎腐症の原因
平子喜一・堀越紀夫・芳賀紀之・月星隆雄
288

北海道におけるメロン黒点根腐病の発生について
小松 勉・西脇由恵
289

岩手県におけるリンゴ褐斑病菌のストロビルリン系殺菌剤に対する感受性について
足立嘉彦・土師 岳・伊藤 伝・高梨祐明
289

スピードスプレーヤの送風機本体を傾斜させる散布と試作ドリフト低減ノズルの使用がリンゴ主要病害への防除効果に及ぼす影響
藤田剛輝・菅野英二・尾形正・太田智彦・猪之奥康治
290

斑点米調査用玄米のサンプリング法
市田忠夫・木村勇司
290

新しい斑点米カメムシ類防除法 ─デジタルメガフレア箱粒剤を用いた防除体系の提案─
杉井信次・森本輝一・中島嘉秀・遠藤昌人
291

斑点米カメムシ類に対する薬剤防除が水田内の天敵等の生物種に与える影響
小野 亨
291

アカスジカスミカメの吸汁加害による白斑粒の発生
櫻井民人・榊原充隆
292

水田内のアカヒゲホソミドリカスミカメ発生推移と防除適期	吉村具子・越智昭彦
292

クモヘリカメムシの分布北限と気象要因
松木伸浩・三田村敏正・田中一裕・渡邊朋也・浦川慶子・加進丈二
293

イネにおけるケナガスゴモリハダニの発生
金子勝廣・佐藤智浩・中場 勝
293

アワノメイガ越冬世代の発育と温度の関係
鈴木敏男・吉田樹史
294

フタスジヒメハムシの発生がダイズの収量に及ぼす影響
山代千加子
294

ジュウシホシクビナガハムシ成虫密度とアスパラガス若茎の被害との関係
青木元彦
295

マメシンクイガの莢内幼虫に対する各種有機リン系殺虫剤の殺虫効果
新藤潤一・石谷正博
295

性フェロモンを利用したダイズのマメシンクイガおよびウコンノメイガの発生調査
加進丈二・浦川慶子・辻 英明・畑中 篤
296

ダイズ害虫類に対する各種薬剤の散布時期と防除効果
辻 英明・加進丈二・小野 亨
296

岩手県における大豆加害害虫ウコンノメイガの発生地域と防除要否の判断時期
阿部信治・横田 啓
297

岩手県の近年のナミハダニ発生動向と薬剤抵抗性の発達
羽田 厚・藤沢 巧・藤沢由美子・藤田章宏・熊谷拓哉
297

福島県におけるイチゴのナミハダニに対する殺ダニ剤の効果の最近の動向
桑名 篤・高倉 慎・中村 淳
298

ゴミムシ類の雑草種子採食能
山下伸夫・菊地 学
298

東北・北海道における春季のナモグリバエの黄色水盤による捕獲消長
岩崎暁生・三田村敏正・新藤潤一・榊原充隆・大塚 彰
299

コナガのフェロモントラップ誘殺数にアブラナ科植物が及ぼす影響
榊原充隆・高篠賢二
299

セイヨウコナガチビアメバチおよびニホンコナガヤドリチビアメバチ放飼条件下でのワックスレス型および普通型キャベツにおけるコナガ寄生性天敵の寄生率
高篠賢二・榊原充隆
300

イチゴに発生するシクラメンホコリダニのカブリダニ類放飼による防除の可能性
中村 淳・荒川昭弘・佐藤睦人・佐久間秀明
300

ナシヒメシンクイによるニホンナシ果実被害と成虫発生時期の推定
佐々木正剛・穴澤拓未
301

秋田県におけるニホンナシで発生したヒメボクトウによる被害状況
上村大策・佐藤 玄・田口茂春
301

寒冷地の防除圧が異なるモモ園における生物多様性の比較
穴澤拓未・佐々木正剛・尾形 正
302

アブの吸血行動阻害へのシフェノトリンの適用
白石昭彦・中田一英・西口直延・八木智彦・佐々木 均
302