北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第59号(2008)目次


特別講演

タバココナジラミのバイオタイプと媒介ウイルスをめぐる諸問題
本多健一郎
1

報文

伝染源排除による広域的ないもち病の減農薬防除体系
藤井直哉・佐藤 玄・加藤雅也・深谷富夫
9

宮城県におけるイネ稲こうじ病の伝染源に関する結果対照研究
笹原剛志・門間陽一・近藤 誠
14

宮城県におけるイネ稲こうじ病の発生に影響を及ぼす要因の解析
笹原剛志・三上綾子・畑谷みどり
18

北海道のイネ残渣から分離したFusarium graminearum種複合体の種構成と毒素産生型
水野はるか・相馬 潤・近藤則夫
22

Microdochium nivaleによるコムギ赤かび病に対する各種殺菌剤の防除効果
小澤 徹・安岡眞二・清水基滋
26

岩手県におけるチオファネートメチル剤耐性ダイズ紫斑病菌の発生状況
飯村茂之・岩舘康哉
30

北海道における土壌還元消毒の処理時期拡大
小松 勉
33

ジャガイモモップトップウイルスによるジャガイモ塊茎褐色輪紋病に対する殺菌剤全面散布後土壌混和の効果
清水基滋・中山尊登・眞岡哲夫・津田昌吾・不破秀明・畑谷達児・森 元幸
38

北海道で発生したジャガイモYウイルスによるピーマンモザイク病
堀田治邦・佐々木 純・竹内 徹
42

Stemphylium vesicariumによるネギ葉枯病の褐色楕円形病斑および黄色斑紋病斑の病斑形成好適条件
三澤知央
46

北海道におけるネギ葉枯病の発生消長
三澤知央
50

北海道におけるネギ葉枯病の発生実態
三澤知央
56

北海道におけるピーマンうどんこ病の発生および収量に及ぼす影響
西脇由恵・堀田治邦
60

株間局所送風によるトマト灰色かび病,葉かび病の病害抑制効果
中山秀貴
63

青森県におけるトマト萎凋病菌レース3の発生
岩谷香緒里・山下一夫・岩間俊太
68

ストック萎凋病に対する土壌還元消毒法の防除効果
齋藤克哉・土門 清・本間 隆・川崎聡明・小形恵美・堀 由紀子
71

リンドウ「こぶ症」の接ぎ木伝染
千葉賢一・小野田和夫・阿部 潤・岩舘康哉・竹澤利和
74

リンドウにさび胞子世代を有するヌマガヤさび病菌Puccinia moliniae,特にリンドウが自生しないヌマガヤ湿原における発生特徴について
仲谷房治・原田幸雄
77

Botrytis cinereaによるメランポジウムおよびハグマノキ灰色かび病の発生(新称)
菅原 敬・松館綾子・伊藤陽子
82

Colletotrichum acutatumによるワレモコウ炭疽病(新称)
杉山 悟・佐藤豊三・森脇丈治・景山幸二・忠 英一
86

Fusarium oxysporumによるベニバナ萎凋病の発生(新称)
佐藤利美・菅 原敬・工藤則子
90

2007年,青森県におけるリンゴ黒星病の発生実態と多発生条件でのDMI剤の防除効果
雪田金助・赤平知也・山本晋玄・福士好文
94

積雪寒冷地におけるリンゴ黒星病菌の子のう胞子の飛散開始日および葉における初発日の簡易予測法
浅利正義
99

リンゴすす斑病菌の果実感染量を低減させる殺菌剤の選抜と効果的な散布時期の検討
猫塚修一・岩舘康哉
103

灰星病菌Monilinia fructicolaによりアンズおよびウメの葉,果実に発生する赤褐色斑点症状
小笠原博幸
109

水稲割れ籾の発生数と登熟段階がアカヒゲホソミドリカスミカメ幼虫の生存及び発育に及ぼす影響
吉村具子・越智昭彦・佐藤利美
113

水田畦畔におけるアカスジカスミカメ越冬世代幼虫の密度低減に効果的な草刈時期
横田 啓・鈴木敏男
116

アカヒゲホソミドリカスミカメに対する水面施用粒剤の放飼条件下における残効期間
橋本庸三・齊藤美樹
120

アカヒゲホソミドリカスミカメに対する水面施用粒剤の水田における防除効果
橋本庸三・齊藤美樹
123

アカスジカスミカメ幼虫孵化に対するコムギ幼苗に産み付けられた卵の低温保存の影響
櫻井民人・榊原充隆
126

秋田県のダイズにおけるウコンノメイガの発生状況
中村智幸・加藤雅也・新山徳光・高橋良知
129

福島県におけるウコンノメイガの越冬生態
三田村敏正・松木伸浩
133

抵抗性系統と殺虫剤の組合せ処理によるダイズわい化病の発病抑制効果
小野寺鶴将・山崎敬之
137

ハスモンヨトウ抵抗性ダイズ品種のヨトウガに対する生育阻害効果
三宅規文・田中義則・堀 一嘉・武澤友二・岩崎暁生
142

盛岡市における春のコナガ成虫フェロモントラップ誘殺時期の早期化
篠賢二・榊原充隆・本多健一郎・野田隆志・岡田益己
145

フルベンジアミド水和剤を用いたキャベツのコナガに対する防除体系の検討
三澤土志郎・佐藤一至・米沢 悟・新山徳光
149

被覆植物の混植によるキャベツ害虫の密度抑制効果
増田俊雄・宮田將秀
153

スワルスキーカブリダニのナスにおける分散性について
宮田將秀・山中 聡
158

アザミウマ類およびアブラムシ類の施設内侵入に対する物理的資材の組合せによる抑制効果
宮田將秀・増田俊雄・山中 聡・桃下光敏
161

ハウスピーマンのヒラズハナアザミウマに対する近紫外線除去フィルムとタイリクヒメハナカメムシ剤の組合せ効果
橋本直樹
165

アシグロハモグリバエの各種作物における吸汁・産卵行動
鈴木智尚・堀 雅敏・松田一寛・増田俊雄
170

ナモグリバエに対する各種殺虫剤の防除効果
新藤潤一・石谷正博・北野のぞみ
174

北海道における露地栽培アスパラガス収穫終了後のジュウシホシクビナガハムシ幼虫に対する薬剤防除の効果
青木元彦
179

ジュウシホシクビナガハムシ幼虫に対する各種殺虫剤の防除効果
青木元彦
182

簡便な濾紙接触法を用いたホウレンソウケナガコナダニに対する有効薬剤の検索
糸山 享・宮山仁史・菊池英樹・新山徳光
185

アブラムシの高次寄生蜂Dendrocerus carpenteri(Curtis)(Hymenoptera:Megaspilidae)とAsaphes suspensus(Nees)(Hymenoptera:Pteromalidae)の未成熟期の発育と形態
水谷杏子・仲島義貴
189

青森県のリンゴ園におけるナシマルカイガラムシ増加の背景
木村佳子
195

岩手県のリンゴ園におけるナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生時期 3.気温から予測した歩行幼虫発生時期と実際の発生時期の比較
新井朋徳・成田 治・井原史雄・高梨祐明・豊島真吾
199

モモシンクイガによるリンゴ摘果果実への産卵の可能性
櫛田俊明・石栗陽一
207

リンゴわい化栽培におけるドリフト低減ノズルを用いたスピードスプレーヤの散布条件が薬液到達性と病害虫防除効果に及ぼす影響
小野浩司・田村博明・鈴木敏男・猫塚修一
210

2007年山形県のセイヨウナシにおけるシンクイムシ類被害の多発事例
菅原秀治・部真典・伊藤慎一
217

講演要旨

山形県におけるMBI-D剤耐性イネいもち病菌のモニタリング
上野 清・早坂 剛
222

2007年の秋田県水稲採種圃におけるMBI-D剤耐性イネいもち病菌の発生状況
加藤雅也・山本英樹
222

2007年の岩手県におけるMBI-D剤耐性いもち病菌の発生状況
佐藤由美子・佐々木直子
223

福島県内のイネから分離したもみ枯細菌病菌と苗立枯細菌病菌のオキソリニック酸感受性検定
皆川博孝・山田真孝
223

イネいもち病菌の水稲種子保菌を低減させる薬剤散布時期の検討
佐々木直子
224

穂いもち感染時期が収量に及ぼす影響
山田真孝・皆川博孝・小林 隆
224

イネいもち病の発生予測に基づいた防除の現地実証
兼松誠司・小林 隆・大藤泰雄・石黒 潔
225

飼料稲専用品種栽培圃場および周辺水稲圃場における病害の発生
中島敏彦・関矢博幸・橘 雅明・鬼頭英樹・善林 薫・矢治幸夫・押部明徳
225

オリサストロビン箱施用剤のイネ紋枯病に対する防除効果
近藤 誠
226

イネばか苗病潜伏感染苗の移植後の発病について
畑中教子・笹原剛志
226

イネばか苗病多発圃場の周辺圃場からサンプリングした籾の発病状況および温湯種子消毒による防除効果
倉内賢一・岩谷香緒里
227

コムギ縞萎縮病抵抗性の異なる品種におけるウイルス感染率の推移
竹内 徹
227

宮城県のダイズ品種におけるべと病の被害と葉および子実における発生
大場淳司
228

吊下げノズル装着ブームスプレイヤによるダイズ子実病害虫の防除
笹原剛志・平 智文・加進丈二・辻 英明・伊東知英
228

ダイズ品種「おおすず」におけるべと病粒の形成・混入低減のための薬剤散布時期および種子選別法
岩間俊太・工藤忠之
229

アズキ茎疫病の発病度と収量との関係
小倉玲奈
229

タマネギ白斑葉枯病の発生対応型防除
新村昭憲・池谷美奈子
230

TPI(Tissue Printing Immunoassay)法によるキュウリホモプシス根腐病の簡易診断
岩舘康哉・永坂 厚・阿部亜希子
230

土壌消毒と遮根シートを併用したキュウリ(カボチャ台)ホモプシス根腐病防除の可能性と問題点
堀越紀夫・太田弘志・平子喜一
231

露地夏秋キュウリ栽培における2種ズッキーニ黄斑モザイクウイルス弱毒株の有効性
佐藤英典・夏秋知英・小坂能尚・中村茂雄
231

山形県で多発したスイカ炭疽病の新病徴と感染条件(温度・湿潤時間)の検討
平澤秀弥・本田浩央・吉田重信・月星隆雄
232

送風機の対面送風による病害抑制効果
関根崇行・相澤正樹・永野敏光・高橋智恵子
232

ケイ酸含有資材がキュウリうどんこ病の発生に及ぼす影響
長浜 恵・坂口雅己
233

ケイ酸資材施用がイチゴうどんこ病および生育に及ぼす影響
芳賀紀之・雨宮潤子・太田弘志
233

山形県におけるイチゴの萎黄病に対する土壌還元消毒の処理期間と防除効果
佐藤智浩・金子勝廣・谷口惠之助・上野 清・菅原眞一
234

バチルス・ズブチリス水和剤の上澄み液散布における汚れ軽減効果およびうどんこ病防除効果
高橋智恵子
234

バチルス・ズブチリス水和剤のダクト内投入法を基幹としたイチゴの病害防除
永野敏光・関根崇行・高橋智恵子
235

バチルス・ズブチリス水和剤散布後のオウトウ果実表面におけるバチルス菌密度の推移
本田浩央・平澤秀弥
235

青森県のトルコギキョウに発生したTombusvirusについて
山下一夫・牛腸拓朗・菅野善明・加藤直幹・藤永真史・忠 英一・杉山 悟
236

2007年の福島県におけるモモせん孔細菌病の多発事例
古張敏一・齋藤義雄
236

水田内,水田間のアカヒゲホソミドリカスミカメの空間分布
渡邊朋也・新山徳光・糸山 享・沓澤朋広
237

斑点米発生の特徴を考慮した省力的斑点米評価の試み
市田忠夫
237

斑点米カメムシ類防除が水田内の天敵等の生物種に与える影響
小野 亨
238

アカスジカスミカメによる登熟後期の穂への吸汁加害が斑点米発生に及ぼす影響
櫻井民人・榊原充隆
238

水田内における水稲割れ籾の発生量がアカヒゲホソミドリカスミカメ幼虫発生に与える影響
吉村具子・越智昭彦・佐藤利美
239

斑点米被害を軽減する水稲出穂期前後の畦畔雑草管理
菅 広和・佐藤由美子
239

福島県におけるクモヘリカメムシの分布と越冬成虫の耐寒性
松木伸浩・三田村敏正・田中一裕・渡邊朋也
240

雑穀類のアワノメイガに対するBT水和剤の防除適期
吉田樹史・桐山直盛・鈴木敏男
240

ダイズの播種時期がフタスジヒメハムシの発生及び被害に与える影響
加進丈二
241

ダイズ害虫類に対する各種薬剤の効果
辻 英明・加進丈二・小野 亨
241

ダイズ害虫のウコンノメイガに対するエトフェンプロックス乳剤の防除効果
高橋良知・菊池英樹・中村智幸・新山徳光
242

ダイズのダイズシストセンチュウに対するオキサミル粒剤の効果
東岱孝司
242

福島県におけるトマト黄化葉巻病とタバココナジラミの発生状況
桑名 篤・高倉 慎・堀越紀夫
243

施設内・露地テンサイほ場におけるアシグロハモグリバエの発生経過
岩崎暁生
243

ナシシンクイタマバエResseliella sp.(双翅目:タマバエ科)の羽化時期
佐々木正剛・穴澤拓未
244

トマトのオンシツコナジラミにおけるピリプロキシフェン感受性の低下と回復
荒川昭弘・中村 淳・小林智之・五十嵐 章・本藤 勝
244

夏秋期栽培イチゴにおける害虫防除体系とその実証事例
中村 淳・荒川昭弘・宮田將秀・増田俊雄
245

タマネギのネギアザミウマの食害程度による薬剤散布開始時期決定法
古川勝弘・三宅規文
245

畑ワサビのナトビハムシに対する有効薬剤の検討
藤沢 巧・菅原 聡・小田島 裕
246

生物農薬を利用した水ワサビのアブラムシ類防除の試み
藤沢 巧
246

岩手県のリンドウのカンザワハダニに対する殺ダニ剤の残効性
鈴木敏男
247

岩手県のりんご園地におけるナミハダニ多発生要因の解析
羽田 厚・熊谷拓哉
247

リンゴ樹上におけるナミハダニによるリンゴハダニの競争排除の観察(予備試験)
舟山 健
248

秋田県のリンゴ園に導入された外来オキシデンタリスカブリダニの土着カブリダニ類への影響評価:放飼終了後8年目におけるカブリダニ相の調査
佐藤幸恵・望月 淳・舟山 健
248

山形県村山地域のオウトウにおけるオウトウハダニの多発事例
伊藤慎一・部真典・菅原秀治
249

モモハモグリガに対する各種殺虫剤の防除効果および寄生蜂の影響
穴澤拓未・佐々木正剛・阿部憲義
249

合成ピレスロイド剤3種のアブ類に対する吸血阻止効果の比較
白石昭彦
250