北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第50号(1999)目次


第50号の発行にあたって
1

記念記事

北日本病害虫研究会の思い出(病害)
越水幸男
2

北日本病害虫研究会害虫研究50年の足跡
腰原達雄
4

特別講演


発生初期に注目した葉いもちの生態と予察方法の研究
小林次郎
6

報文

1998年に宮城県のササニシキBL栽培圃場から分離された同品種を侵害するイネいもち病菌レース
大場淳司・辻 英明・笹原剛志
12

ササニシキBL栽培圃場におけるいもち病菌レースの年次変動
辻 英明・笹原剛志・菅野博英・大場淳司・神名川真三郎
16

イネいもち病の各種全般発生開始期予測方式の秋田地方における適合性
深谷富夫・保坂 学・庄内玲子
21

水稲乳苗移植栽培におけるイネ体栄養といもち病の発生
小山 淳・佐藤健司
25

アゾキシストロビンのいもち病菌およびごま葉枯病菌に対する分生胞子形成阻害効果
小笠原孝一・吉野嶺一・杉山 稔・榎吉寿夫
28

カルプロパミド粒剤のイネいもち病菌の二次感染阻害と胞子離脱抑制効果
佐久間晴彦
32

イプコナゾール・銅水和剤による種子粉衣が水稲種子の発芽・生育に及ぼす影響
佐山 玲・深谷富夫・京谷 薫・飯塚文男・大張 智
35

種子の温湯浸漬によるイネばか苗病の発病抑制効果
林かずよ・城所 隆・小山 淳
40

イネ葉鞘褐変病の被害解析とイネ茎葉中のケイ酸および窒素濃度が発病に及ぼす影響
白井佳代・竹内 徹・清水基滋・竹内晴信・宮森康雄
43

コムギ品種「ホクシン」の褐色雪腐病に対する抵抗性の評価
田中民夫・美濃健一
47

コムギ赤さび病に有効な薬剤の検索とその散布時期
井上一博・佐藤雄幸・鈴木光喜・佐々木和則
51

Rhizoctonia solani AG 2−3によるダイズリゾクトニア根腐病の発生
内藤繁男・伊藤信雄
54

ホウレンソウべと病の発病に必要な分生子数および発病最適温度
佐藤 衛・堀内誠三・山内智史
58

幼苗を用いたホウレンソウ品種のべと病抵抗性の判定方法
佐藤 衛・堀内誠三・山内智史
60

タアサイべと病(新称)
佐藤 衛・堀内誠三・山内智史
62

PCR−マイクロプレート・ハイブリダイゼーション法によるアブラムシからのジャガイモ葉巻ウイルスの検出
佐藤仁敏・畑谷達児・川上賢一・鹿野 恭・盛 文江
65

RT-PCRを用いたトマト黄化えそウイルス(TSWV)の検出
黒田智久・武田郁子・鈴木一実
71

タマネギおよびネギから分離されたCladosporium allii-cepaeの分生子形成法
堀田治邦
74

北海道に発生したネギ小菌核腐敗病について
角野晶大・田中民夫・伊与田竜・田中 誠・岩谷祥造
78

北海道伊達市におけるネギ小菌核腐敗病の発生実態
伊与田竜・田中 誠・岩谷祥三・角野晶大・花田 勉
82

リンゴ褐斑病に対するリンゴ葉の罹病性
仲谷房治・星 伸枝
85

リンゴ褐斑病の発病に及ぼす温度の影響
仲谷房治・星 伸枝
89

秋田県北部におけるリンゴ炭疸病および斑点落葉病の落花期以降の効率的な防除体系
浅利正義
92

Monilia fructigenaによるブドウ灰星病の発生
尾形 正・勝又治男・高岩和史
97

ブドウ晩腐病に対するストロビルリン系薬剤の防除効果と使用時期
深谷雅子・高橋 功
100

北海道で発生したヒマワリ斑点細菌病について
堀田治邦・鹿野 理
104

Nectria haematococca complexによるガーベラ株枯病(新称)の発生
高橋智恵子・菅野博英・本藏良三・月星隆雄
108

サルビア灰色かび病(新称)
山内智史・佐藤 衛・堀内誠三
112

ツルムラサキ,コオニタビラコ,ホワイトレースフラワー,ブルーレースフラワーおよびスベリヒユの菌核病(新称)
菅野博英・大久保博人
115

Verticillium dahliaeによるシソ,モロヘイヤおよびツルムラサキの半身萎凋病(新称)
菅野博英・堀内誠三
120

秋田県におけるセジロウンカ卵死亡の原因
飯富暁康
125

合成ピレスロイド系水面施用剤のイネドロオイムシに対する散布適期
城所 隆
129

コブノメイガ成虫の発生消長調査に対する合成性フェロモントラップの実用性
上野 清・阿部雄幸・本田浩央・永峯淳一・斎藤 隆
133

宮城県におけるクモヘリカメムシの発生
永野敏光・梅津由美子
138

直播水田と移植水田におけるトンボの発生比較
伊藤清光・中田唯文
141

コバネイナゴの薬剤感受性
昆野安彦
145

雑穀類(アワ・ヒエ・キビ)に発生する害虫の種類
千葉武勝・大友令史・菊地淑子
147

アワに寄生するアワノメイガ Ostrinia furnacalis の発生生態に関する2,3の知見
千葉武勝・大友令史・菊地淑子
149

切葉処理によるコムギのムギクロハモグリバエの被害許容水準の設定
岩崎暁生・古川勝弘
152

切葉処理によるテンサイのテンサイモグリハナバエの被害解析
古川勝弘・岩崎暁生
158

テンサイモグリハナバエ第1世代のテンサイに対する加害様相
岩崎暁生
165

北海道渡島地方におけるナモグリバエの発育零点,有効積算温度,および年間世代数
水越 亨・戸川 浩
169

サヤエンドウのナモグリバエに対する茎葉散布殺虫剤7剤の効果
戸川 浩・水越 亨
173

ネギコガの発生生態と防除 第2報 岩手県北地域におけるネギコガを主としたネギ害虫防除法
大友令史・千葉武勝・遠藤征彦
176

ナガチャコガネの性フェロモンを利用した誘殺剤の検討
柿崎昌志・杉江 元・永田健二・福本毅彦
179

ハスカップ圃場におけるナガチャコガネの寄生密度と性フェロモントラップによる誘殺数の関係
柿崎昌志
183

タマナヤガ合成性フェロモンの圃場での誘引効果ならびに北海道渡島地方における誘殺消長
水越 亨
186

福島県のブロッコリー圃場で採集されたコナガ寄生蜂
石塚忠教・ 渡部陽子・大沢守一
190

ヨモギヒメヒゲナガアブラムシMacrosiphoniella yomogicola(Matsumura)のキクでの寄生状況
菊地 修
193

ヨモギヒメヒゲナガアブラムシMacrosiphoniella yomogicola(Matsumura)の有性世代の発見
菊地 修
196

夏秋トマトにおけるヒラズハナアザミウマのモニタリング
新山徳光
198

灯火に飛来するドウガネブイブイの誘引消長と灯火飛来雌の産卵数
増田俊雄
203

殺虫剤の連続散布によるジャガイモのアブラムシのリサージェンス
伊藤清光・中田唯文
208

福島県におけるリンゴハダニの主要殺ダニ剤に対する感受性
高岩和史・矢内正見・長谷川優子・中村 淳・荒川昭弘・岡崎一博
212

青森県のリンゴ園におけるナミハダニの各種殺ダニ剤に対する感受性の実態
木村佳子
216

訪花甲虫類によるリンゴ花器の加害
舟山 健
220

近世奥羽の稲虫害(1)
腰原達雄
223

講演要旨

無加温出芽育苗法におけるイネ苗いもちの発病助長要因
早坂 剛
228

葉いもちシミュレーションモデルBLASTLへのJPP-NET版BLASTAMによる推定結露時間の導入
根本文宏・根本和俊・中島敏彦
228

低温ストレスが穂いもち感受性に及ぼす影響
中島 隆・小林 隆・石黒 潔
229

カルプロパミド粒剤のイネ穂いもちに対する直接的防除効果
沢田勝鏡
229

水稲直播栽培における茎数とイネ紋枯病発生との関係
東條浩幸・平子喜一
230

ダイズわい化ウイルス3系統(YS,YPおよびDP系統)の複製関連タンパク質遺伝子(ORF1およびORF2)の解析
寺内英貴・兼松誠司・本多健一郎・石黒 潔・日高 操
230

青森県南部地域におけるジャガイモ疫病菌のフェニルアマイド系薬剤耐性菌の出現とジャガイモ疫病の発生実態
忠 英一・松田正利・及川 健
231

ホウレンソウ萎ちょう病菌に対する品種の抵抗性評価
勝部和則
231

Rhizoctonia solani AG 2−1によるコマツナ葉腐病(新称)の発生
佐藤香緒里・岩間俊太・桑田博隆・若宮通子
232

青森県南部地域におけるニンニクさび病の発生状況
松田正利
232

Verticillium dahliaeによるヤーコン半身萎凋病(新称)
角野晶大
233

1998年の岩手県におけるリンゴ褐斑病および炭疽病の多発要因
伊東芳樹・多田典穂
233

数種殺菌剤によるリンゴモニリア病株腐れの発病防止
水野 昇・佐藤 裕
234

宮城県におけるリンゴの殺菌剤散布回数削減の可能性
小林雅文
234

Botrytis属菌によるブドウ新梢の枝枯れ症について
福士好文
235

秋田県で発生したナシ果実腐敗症状の関与菌と感染時期
高橋 功・深谷雅子
235

薬剤散布回数低減によるマルメロごま色斑点病の防除効果
丹波 仁
236

北海道におけるバラ半身萎凋病の発生について
西脇由恵・堀田治邦・角野晶大
236

山形県庄内地方におけるニカメイガ多発地域の薬剤感受性 第2報
佐藤智浩・土門 清・上野 清
237

イネドロオイムシの簡便な防除要否判定マニュアル「北の虫見番」の作成
八谷和彦・梶野洋一・中尾弘志・橋本庸三
237

1998年に岩手県で多発した斑点米カメムシについて
高田 真・鈴木敏男・吉田正博
238

青森県蓬田村での斑点米の多発事例
市田忠夫・佐井徳清・小笠原宜弘・木野田みはる
238

イネミズゾウムシの被害について
鶴町昌市
239

ワックスレス型および従来型ナタネ品種に対するコナガの産卵特性
高篠賢二・石田正彦・中村暁子・野田隆志
239

コナガに対するコナガヒメコバチの寄生行動が次世代の発育に及ぼす影響
中村暁子・野田隆志
240

交信撹乱剤を用いたコナガ防除の試み
石谷正博
240

キャベツ品種の違いが鱗翅目害虫密度に及ぼす影響
野田隆志
241

防除体系の違いがアブラムシ類の発生に及ぼす影響
岡崎一博・荒川昭弘・本郷智明
241

有効積算温度によるヨトウガ第1世代防除時期の予測
鈴木敏男
242

ミカンキイロアザミウマの殺虫剤感受性と微生物的防除の可能性
増田俊雄
242

トマト黄化えそウイルス伝搬アザミウマの簡易診断法について
桜井民人
243

欧州での生物的防除の進捗状況
渋谷俊一
243

ミカンキイロアザミウマに対するハウス密閉高温処理,紫外線カットフィルム利用等による物理的・耕種的防除
伊藤慎一・菊地繁美・上野正夫
244

セイヨウナシ品種間による果実でのリンゴハダニ産卵数の差異
佐々木正剛・伊藤恵造
244

交信攪乱剤を設置したリンゴ圃場におけるリンゴサビダニと土着カブリダニ類を保護した薬剤散布
舟山 健
245

飼育容器内でのモモハモグリガの産卵とヒメコバチの寄生
荒川昭弘・岡崎一博
245