北日本病害虫研究会 --- The Society of Plant Protection of North Japan
北日本病害虫研究会報 目次

第38号(1987)目次


特別講演


新しい害虫誘引剤の発見−昆虫の寄主選択の研究から
松本義明
1

報文

イネいもち病菌の病原性変異と病原性変異菌の病原力
岩野正敬
5

非親和性いもち病菌を利用したいもち病の防除
岩野正敬
10

1986年の秋田県大曲,仙北地方および山内村におけるイネいもち病菌レース
李 家瑞・藤田佳克
12

圃場抵抗性および真性抵抗性遺伝子型の異なるイネ品種の出穂後経過日数と籾いもち発病との関係
堀野 修・進藤敬助
14

"イネいもち病菌のIBP剤,EDDP剤,イソプロチオラン剤に対する薬剤感受性"
本蔵良三・井上 敞・及川俊雄
19

薬剤耐性イネいもち病菌の小地域内分布について
本蔵良三・辻 英明・三浦喜夫
23

イネバカ苗病徒長苗の移植による減収
鈴木穂積・高橋昭二・藤田佳克・園田亮一
26

青森県におけるベ丿ミル耐性イネばか苗病菌の分布状況と高度耐性菌汚染籾に対する数種薬剤の防除効果
太田恵二・今井照規・及川 健・嶋田慶世
29

イネ紋枯病の病斑進展と葉鞘の濡れ時間の関係
武田真一・小川勝美
33

基盤整備田におけるイネ菌核病類の推移
竹田富一・東海林久雄・藤田靖久
36

宮城県におけるイネ縞葉枯病の防除
永野敏光・本蔵良三・藤崎祐一郎・佐藤智美
38

トマトかいよう病の発生生態に関する研究 3.苗床における保菌種子及び保菌苗からの伝播
佐々木次雄
40

トマトかいよう病の発生生態に関する研究 5.ナス科植物における発病と病原細菌増殖との関係
佐々木次雄
43

イチゴじゃのめ病の発生生態と防除 T.発生実態と病原菌の温度反応
増田俊雄・本蔵良三・前田正孝・大友義視
45

オカヒジキ( Salsola komarovii Iljin ) べと病の新発生
井沢弘一・小山田光男
48

オカヒジキべと病の薬剤防除
井沢弘一・平山成一・木村 正
51

ニシジン黒色根腐病菌の分類学的所属
及川 健・桑田博隆・島田嶋世
54

ダイコン幼苗を用いたダイコン萎黄病菌の大量識別法
武地誠一
57

ネギさび病夏胞子堆の圃場内における増殖経過
木村清幸・児玉浩一
60

リンゴ輪紋病に関する研究 5.品種の罹病性比較
林 重昭・落合政文
63

リンゴ輪紋病の枝病斑に対する治療薬剤の検索と処理法
佐藤正一・仲谷房治・平良木武
65

リンゴわい性樹における胴枯病の発生特徴
仲谷房治・平良木武
68

キャプタン剤に対するリンゴ斑点落葉病菌の感受性低下
長内昌彦・鈴木宣建・福島千万男・田中弥平
72

有機資材の施用が土壌病原菌に与える影響 5.蚕ぷんおよび蚕ぷん施用土壌から分離した微生物の拮抗性
三枝隆夫・羽田 宏・松崎 巌
75

有機資材の施用が土壌病原菌に与える影響 6.拮抗性を有する微生物の土壌施用効果
松崎 巌・羽田 宏・三枝隆夫
77

山形県におけるイネミズゾウムシの被害解析
渡辺和弘・斎藤 隆・遠藤秀一・庄司 敬
80

宮城県におけるイネミズゾウムシによる減収事例
藤崎祐一郎・永野敏光・高野俊昭・城所 隆・安井孝臣・三浦正勝
83

イネミズゾウムシ越冬後成虫の本田侵入と飛翔筋の発達と有効積算温度との関係
武田光能・永田 徹
85

黒きょう病菌に寄生されたイネミズゾウムシの発生について
永野敏光・藤崎祐一郎・本蔵良三・及川俊雄
90

晩植イネにおけるセジロウンカの増殖
飯富暁康
92

セジロウンカの1985年,'86年における青森県への飛来の特徴
荒谷悦務・藤村建彦・木村利幸・市田忠夫
96

ヒメトビウンカの吸汁害によるイネへの影響
斎藤 隆・布施 寛
101

ツマグロヨコバイ抵抗性中間母本の抗生作用の時期別変動
武田光能・永田 徹
103

北海道十勝地方においてトウモロコシを加害したコメツキムシ類
早川博文・筒井 等・後藤千枝
107

アズキ・インゲン品種間におけるダイズシストセンチュウレースの寄生性
清水 啓・三井 康
109

タネバエの生態と防除に関する研究 4.ダイズのタネバエ防除における薬剤施用法と防除効果
早川博文・筒井等・後藤千枝
111

マメシンクイガ被害の品種間差と7〜9月気温との関係
荒谷悦務・市田忠夫・藤村建彦
113

少量散布によるバレイショのジャガイモヒゲナガアブラムシ防除
筒井 等・早川博文・後藤千枝・原 令幸・山島由光
117

北海道十勝地方の畑作地帯において誘蛾燈に捕集された土壌害虫コガネムシ類
早川博文・筒井 等・後藤千枝
121

誘蛾灯の光源および設置場所の違いによるコガネムシ類の誘引性の比較
河野勝行・平井一男・気賀沢和男
125

シロモンヤガによるテンサイの被害と圃場内外の植生環境との関係
筒井 等・早川博文・後藤千枝
127

少数散布によるテンサイのヨトウガ防除
後藤千枝・筒井 等・早川博文・原 令幸・山島由光
129

東北地域におけるコナガの越冬可能地帯の推定
本多健一郎・宮原義雄
133

積雪寒冷地の青森県におけるコナガの越冬について 1.巡回による越冬後の生存調査
木村利幸・藤村建彦・荒谷悦務
135

積雪寒冷地の青森県におけるコナガの越冬について 2.野外および無加温ハウスでの放飼による越冬後の生存調査
木村利幸・藤村建彦・荒谷悦務
138

積雪寒冷地の青森県におけるコナガの越冬について 3.積雪下での2齢幼虫の生存状況
木村利幸・藤村建彦・荒谷悦務
141

カイロモン利用によるタマネギバエ・タネバエの発生消長
堤 正明・三井 康
143

タマネギバエ成虫の生存ならびに卵巣発育におよぼす食餌の影響
堤 正明・三井 康
146

ECP粉剤と有機質肥料との混合施用によるタネバエ防除
梶野洋一・花田 勉
149

オオニジュウヤホシテントウ越冬後成虫のポリマルチに対する忌避反応
赤坂安盛・鈴木敏男・飯村茂之
152

庄内地方におけるタマナガヤのフェロモントラップとブラックライトとの誘殺消長の比較
斎藤 隆・布施 寛
155

ダイコンを穿孔加害するコウモリガ
福地幸英
157

ナノメイガ越冬幼虫における繭の役割と耐寒性
筒井 等・本間健平・後藤千枝・早川博文
159

キュウリのワタアブラムシに対する各種殺虫剤の防除効果
大沢守一・渡辺千春
161

キチン合成阻害剤テフルベンズロン(ノーモルトTM)の殺虫効果 1.キンモンホソガ各ステージに対する殺虫効果
境 潤悦・神山洋一・笹生泰夫
164

キチン合成阻害剤テフルベンズロン(ノーモルトTM)の殺虫効果 2.キンモンホソガに対する作用性
神山洋一・境 潤悦・笹生泰夫
168

リンゴに寄生するリンゴミドリアブラムシとワタアブラムシに対する各種薬剤の影響
川嶋浩三
171

ノイエバエ成虫のパーメスリンに対する感受性試験
天野和宏
175

海外導入ふん虫Ohthophagus gazellaの牛糞埋め込み行動を利用したノイエバエMusca herveiの発生制御
山下伸夫・長谷川勉・安田壮平
177

講演要旨

有機燐剤耐性イネいもち病菌の高率水田における葉いもち防除効果
深谷富夫・保坂 学
180

特定地域におけるイネいもち病発生圃場の分布
橋本 晃・宮川三郎・松本和夫・石黒 潔・根本文宏・清沢茂久・凌 忠専
180

イネばか苗病徒長苗の本田移植後の症状推移
鈴木穂積・高橋昭二・藤田佳克・園田亮一
181

空中散布によるイネ紋枯病防除薬剤(メプロニル剤,ペンシクロン剤)の稲体濃度の消長と防除効果
築地邦晃・武田真一・赤坂安盛・小川勝美
181

イネもみ枯細菌病菌による苗腐敗症に対する薬剤防除
遠藤頼嗣
182

イネ白葉枯病後期発病の収量・品質に及ぼす影響
長田 茂・土屋和宏・山崎善男
182

コムギの穂に発生する黒かびについて
平山成一
183

トマトかいよう病の発生生態に関する研究 4.自然感染と人工接種による病徴発現の差異
佐々木次雄・白川 隆
183

ニシジンこぶ病の薬剤防除
桑田博隆・及川 健・嶋田慶世
184

ベニバナの灰色かび病(仮称)について
平山成一・藤田靖久
184

テンサイ根腐病に対するペンシクロンの育苗時潅注の効果
内野浩克・神沢克一・内藤繁男・杉本利哉
185

宮城県におけるダイズ矮化病の発生状況
本蔵良三・辻 英明・三浦善夫
185

コンニャクから検出されたひも状ウイルスの純化と抗血清の作製
御子柴義郎・根本正康・五味唯孝
186

リンゴ選抜系統ネロ26に発生した接木伝染性粗皮症状について
松中謙次郎・町田郁夫
186

宮城県南部地域における昭和61年8月5日の大雨冠水と水稲病害虫発生の特徴
長田 茂・土屋和宏・山崎善男
187

庄内地方におけるイナゴの発生について
佐藤政太郎・冨樫義弘・谷口恵之助・石垣 仁
187

稚苗移植におけるイネミズゾウムシの要防除密度
鶴田良助
188

イネミズゾウムシ成虫の飼育における摂食量と産卵数
斎藤 満・大沢守一・佐藤利朗
188

福島県におけるツマグロヨコバイ発生の地方的差異について
大沢守一・斎藤 満
189

ツマグロヨコバイの出穂および乳熟期における吸汁害の被害分析
大沢守一・斎藤 満
189

イネキモグリバエの発生生態に関する研究 第2報 水稲収量に与える影響
飯村茂之
190

ジャガイモヒゲナガアブラムシの雄虫出現に及ぼす光周期の影響
石谷正博・佐藤信雄
190

宮城県におけるダイズサヤタマバエの被害発生の特徴
高野俊昭
191

散布器具別によるダイズ莢への農薬付着量とマメシンクイガに対する防除効果
山谷正治・佐藤正彦
191

北日本におけるメアカタマゴバチの寄生実態
平井一男
192

飼育条件下における2,3のダイズ品種とナミハダニの増殖
渡辺千春・佐藤利朗・穴沢千年
192

燐剤・塩素剤抵抗性ナミハダニの数種殺ダニ剤に対する感受性比較
若公正義
193

リンゴ園で利用している農薬のニュージーランドから導入したカブリダニに対する毒性
関田徳雄・川嶋浩三・木野田みはる
193

モモシンクイガ卵の樹内分布に関する知見
大平喜男・奥 俊夫
194

福島県におけるギンモンハモグリガの発生実態
阿部憲義・早川隆二・佐々木正剛・須佐宏信
194